12月24日 岩手県陸前高田市 SantaFes photo by bozzo

最終日朝


宿でようやくまともな食事にありつけた

霊泉玉の湯組

最終日の会場となった竹駒町コミュニティセンター(定住促進センター)


大変お世話になりました。


片付けもばたばた、当日中に片付けきれませんでした<(_ _)>


早朝、玉乃湯組が会場へ向かう

鈴木旅館組は朝から脱輪騒ぎ(^_^.)

朝はばたばた

被災地学習組と会場セッティング組に分かれる

初めて陸前高田へ訪れた人、被災地へ入った人に

感じて欲しいことがたくさんあった

震災から1年9か月が経つ今も

その爪痕が残ったままの陸前高田

慰霊の折り鶴、供え花、メッセージ

 

震災で何が起こったのか

じっくりと腹に落とし込む

11時過ぎに会場へ戻ってきた被災地学習組が合流して一気にセッティング

12時開場に向けて大忙し

ピアノ、プレゼント、折鶴、石鹸デコ、風船、ドーナツ

12時前からたくさんの人たちが集まり始めた

オープニング風船イベント12:45

陸前高田のみなさん寒い中、外でお待たせしてしまってごめんなさい

500個の風船、陸前高田の人たち、60人のサンタがSantaFesのスタートを彩った

会場に一気に流れ込んだサンタと陸前高田の人たち

たくさんのプレゼントがお迎えしました

折鶴ワークショップ、石鹸デコが大人気

プレゼントはあとでお名前を呼んでそれぞれにお渡ししました

松鶴家ぽんさんと松鶴家天太さん

さすがイベントのプロ

ぐだぐだになりつつあった進行を一気に引き戻してくださった

本当ならこんなフォローしてくれないでしょうね(^_^.)

全ては子ども達の笑顔の為

被災地の人たちに笑ってほしい、楽しんでほしい

そんな気持ちが感じられるパフォーマンス

ありがとうございました

最終日25人になった鶴のひと声たち

彼らはこのクリスマスの為に13万羽もの折鶴を集め続けた

1人1人にメッセージを書いてもらい

1人1人に折ってもらい

京都、大阪、沖縄、東京、ヨーロッパ

毎日、被災地のことを想って折ってくれる人たちと接してきた半年

やっと届けられる安堵感

全ての感情がこの日にあふれ出ていた

 

「忘れていない」

 

ただこれだけを伝えたくて

 

ただ折鶴を折ってくださいと人に伝え続けて

 

やっと届けられたね

 

震災はあらゆるものを破壊し失わせたけど

 

これでできた絆もあった

アースディWithマイケルもきてくれた

マイケルの平和を願う意志をそのまま引き継ぎ

ダンスと歌で伝えるパフォーマンス

この日はパフォーマンスから感じられるものが違った

マイケルたちも何かを感じていたんだろうか

いよいよお待ちかね

願い事を書いた子ども達を1人1人名前を呼んで手渡ししていく

喜びようがすごい(^^)

 

願い事を書いていない子ども達も60人ほど集まっていた

その子たちにもたくさんのプレゼントが贈られた

 

もちろん大人の方々へのプレゼントも用意されていた

大人の方々にプレゼントを渡すと

「私たちもいいんですか?」という反応に意外な印象を覚える

 

ひょっとしたら子ども向けの支援イベントは多くて

大人向けのケアをするイベントは少ないんじゃないだろうか

 

大人たちは、この窮状を何とか乗り越えていこうと踏ん張っておられると思う

子どもの成長、生活の維持、環境、仕事・・・

大人たちが考えるべきことはあまりにも多いのではないか

 

このようなイベントで一瞬一瞬、肩のチカラを抜いていただくだけでなく

より具体的な支援が地域単位で必要な気がしてならない

 

仮設住宅に入居していない方から「支援格差がないようになって欲しい」と

手紙をもらっていた

 

「私、1人が声をあげたところで何も変わらない。

 だからみなさんのような団体さんにお願いすれば

 何かが変わるんじゃないかって思って伝えたんです。」

 

何度も同じことをお伝えになられていた

それだけ深刻な状況が未だあるということだ

SantaFes16:00終了


電子ピアノを届けに行く。

イベントの最中、電子ピアノを届けに行っている間、携帯電話が鳴った。

手紙に願いごとを書いたけど、会場に来れなかった4人の子ども、親御さんからだった。

 

「今日、親が出かけているのでお家で待っています。 」

 

「今日はもうサンタさん来れないんですか?」

 

「こどもが楽しみに待っていたみたいで、今日は来れませんか?」

 

「サンタさんが来るって待ってたんだけど、来ないって泣いちゃって・・」

 

会場に来れなかった子ども達は36人いた。

 

この時18:00

 

電話をもらった4人の子どもの家へ向かって届けた

 

22時を過ぎ、辺りは真っ暗

 

翌日へ持ち越した。

 

待っていてくれた子ども達の気持ちを思うと、胸がしめつけられた

津波で流された電子ピアノが欲しい。

二回目の手紙でようやく本当の願いごとを書いてくれた。

クリスマス以降毎日、ピアノを弾いているそうです。

お父さんからメッセージが届きました。

 

「ピアノをいただいてから、ずっとピアノを弾いてます。

 

周りに気を使い、ピアノはもうやりたくないって言ってたんですが、サンタさんへの手紙で、やっと本心を書いたようです。

 

ここまで子供たちに気を使わせていた事に親として反省してます。

 

ピアノのプレゼントもありがたかったんですが、それ以上に子供たちの心を解放し、深い所にあった子供たちの本心を気付かせてくれたこの企画と、携わっていただいた世界中の皆様に感謝です(T-T)

 

ありがとうございました。」